ポッドキャスターの方々に「ExPod」シリーズを使っていただき、その使用感などをうかがっていく「Impressions of ExPod」。第二回目は、ポッドキャスターの南部イチヒコさんをお迎えしました。
南部イチヒコさんは、神戸★中年ステーション、珈琲ジュース!、おかんニュースなどの番組を配信されています。
そうですね、あの~、喋ってるうちに「これは喋らん方がいいんちゃいます?」みたいな(笑)。
これはですね、3年ほど前に、あるポッドキャスト番組を聴いたんですね。ボイスブログ君という、そのとき人気のあった番組がありまして、それを聞いたときに、うわオモロイなと思って、単純にボクもやってみようかと思って。この番組との出会いがきっかけですね。
それまではネットラジオ的な存在は知っていたんですけど、ポッドキャストは、割と尺が短めでiPodに持ち出せて聴ける新しい感じ、しかもお笑いって感じで聴いてて面白くて。まぁiTunesで受信してたんですけど、音楽は購入したりとか自分の買ったCDを入れてmp3にしたりしてたんです。
ポッドキャストはタダで面白いトークがどんどん落ちてくるというのが嬉しかったですね。
そうですね。iTunesがポッドキャストを採用した時期がありますよね。2005年くらいですけど。そのときにiTunesStoreでもポッドキャストの紹介がバーンと載っていて、そこで聴いてみた番組が面白くて、これはやったらなアカンなと。
そのとき始めたんが、神戸★中年ステーションというボクともう一人うぢ坊と喋っているトーク番組です。
そのあとに珈琲ジュース!っていうボク一人でやっている番組。で、そのさらに後におかんニュースという番組を始めましたね。ハイ。
ハイ、伺いました(笑)。
それは、それは、ある意味、センス的に大丈夫ですか(笑)?ものすごい、申し訳ないアートワークで。
そうですね、だからそのもう、基本的にこう声を枯らすカタチになるんで(おかんニュースのおかん調で)、ってテキストなんで声変えても全然意味ないんですけど(笑)。 それがポッドキャストの出会いっちゅーことですか?
よいです。これはよいです!
あのね、なんでもっと早よ出してくれなかったんやと。これあったら、もっと楽にしっかり出来てたみたいな(笑)。
ホンマにねぇ、簡単に作れますよと謳っていて結果もそれなりみたいなソフトって結構多いと思うんですけど、これ、ちゃんとしっかりしたファイルとして出来上がる。いざ細かいところをいじろうかなと思ったときに、ちゃんと手が届く。エキスパートモードっていうので、波形編集なりが出来るのが、ボク的には一番スゴイなと。
そうですね。たとえばこれからポッドキャストを始めたいというときに、どんなソフトがいるの?というとき、ポッドキャストに特化したソフトってないんじゃないかなぁ。まぁ波形編集ソフト、基本的に音楽編集ソフトですよね。それ、絶対しきいが高いと思うんですよ。
一般的に「波形とか何やねん」っていう話やないですか。そんなもんワケわからんということでそのソフトに手を出すのを止めたりとか。そういう人にブログの延長線上で、ポンポンと作っていったら出来るよっていうコンセプトがいいと思いますよ。
言い方悪いかもしれませんけど、全然音に関してアマチュアで知識のない人こそ、これはボクの個人的な見解なんですけど、そういう人こそ音質にこだわるという気がするんです。
例えばマイクにノイズが乗ってたりとか、ま、サウンドレコーダーとかで、内蔵マイクのあるパソコンやったらちょっと録ってみれると思うんですけど、最初、神戸★中年ステーションのときにノイズがガーガーいうマイクで録ってたんですよ。ボクが聴いてた面白いと思う番組と全然差があって。それがめちゃくちゃ悔しくて。ごっつい、なんとかキレイな音にしてやると頑張った経験があったんです。逆に今となってはボクそういうことこだわらないんですよ、割と(笑)。
いざ自分が録ってみたものを、自分で聴いてアカンなとボツにした方が潜在的にいらっしゃるんんじゃないかと。個人的な意見ですけど。
そんな中で録った瞬間に音を加工なり、ノイズ取りとかややこしい作業じゃないですか。カッコえぇのが出来るということを初心者の方にこそ解ってもらえるのがすごくいいと思います。
「テスト、テスト」です。
イージーモードとエキスパートモードを往ったり来たりできるじゃないですか。痒いところに手が届くって感じで。イイです、好きです!ボクには音のことは難しいよっていう方に使ってほしいんですよね。
しかもインターフェイスが好きなんですよ。結構ゲームっぽいんですよ。これ個人的な見解ですけど。ゲームっぽく、ディレクター的な指示で、ハイどうぞというのが、特に喋ることがなくても喋りたい感じなんですね。
波形がトラックごとに並んでたら味気ないんですよね。アドベンチャーゲームみたいな画面で進めていけて、収録自体が楽しいのはスゴイんじゃないかな。
まさにそれが、まんま届きましたよ。公開しますかって、メニューの中で聞いてくるお姉さんいるじゃないですか。あのお姉さんがボク好みです。ディレクターも男の人と女の人の時があるじゃないですか。男が出てきたらクソっと思いますもん、お姉さん出て来いって!(笑)
ソフト自体動かしてて楽しいっていうのは、画期的じゃないかなと思うんですよ。 ポッドキャストってそんなに喋ることないんですよ、ぶっちゃけた話(笑)。ネタに困ったりとかあるんですけど、まずソフトを立ち上げたときに、なんもないけどちょっと喋ってみよかなという気になるんですよ。
とくにモブログから一歩進んでみようと思う方には、楽しみながらできるというのが。
アップロードまで、しかもブログ持ってないって言ったら、アカウント作りましょうというノリじゃないですか。あれがスゴイなと思って。至れり尽くせりですよね。
ブログは発信を主にしていますからね。面倒な作業はできるだけ省きたいというのがブログの発展に繋がりましたからね。
ブログのそのまんま音バージョンですよね。 音の素材もありますよね。効果音なんかもありますよね。ボクなんかは常に効果音がほしんですよ。ちょっとジングル作ろうと思ったら、一からではやっぱり大変なんですよね。 それこそSoundDeckが、2、3と作られていったらスゴイなぁと。
これは大事なセクションになってまいりましたね(笑)。
ブログはテキストやったりしますよね。声というのは個人を特徴付けやすいですよね。声紋鑑定があるくらいで。聞き手にいろんな感情を与えますし、声がいいとか、みなさんのダイレクトな反応がブログよりスゴイんですよ、嬉しいんですよ。みなさん、声の楽しさをぜひ味わってほしいなって、これ、エモさん(ヒロカズエモーションさん)も言ってなかったかな(笑)。
同じことゆうとるやんけって(笑)。でも、それに尽きると思いますね。南部さんいい声してますねって。テキストでフォント変えたり装飾したって、声のインパクトには負けますもんね。表情をダイレクトに人に伝えることができますもんね。それをみなさんに知っていただきたい。
表現の喜びを知ってほしいですね。あとは一歩踏み出すだけです!