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インタビュー

Vol.02 masao.S 自分の好きなことを喋ってほしい

ポッドキャストに関わる様々な方にお話をうかがう「Podcast界隈」。第二回目は、ポッドキャストジャーナル主催のmasao.Sさんをおむかえしました。

ポッドキャストジャーナルでは、ポッドキャスト情報を中心とした話題、ニュース、またポッドキャスト番組紹介などを日々配信していらっしゃいます。

ポッドキャストジャーナルはお気に入りの代用

よろしくお願いします。 あえて、あまりストーリーは考えていなくて、お互いのキャッチボールでインタビューできればなと思います。

もうそれは全然構いません。 実際に面識がないのにこういう風にお話するというのも、また(笑)。

あ、こういうのも使いたいなぁ。(笑)

そうですか(^^; でも全国でこのようにスカイプで会話されてる方も多いと思うので、そういう人達は逆に慣れているんでしょうね。

さて、ポッドキャストジャーナルは誰がなんと言おうが、日本一のポータルなんですけど。

ポッドキャストやポッドキャスティングの各種情報・ニュース・番組紹介が日々更新されるPodcast journal
Podcast情報を日々更新

ポータルではないんですけどね。ただのブログでして(笑)。

去年の5月ぐらいから、我々もポッドキャストで配信しようということで始めまして、その頃からサイトを見ているんですが、立ち上げるきっかけは?2005年の9月でしたっけ?

元々、ボクは音楽配信に興味があって、ちょうどiTunesが日本に来た頃、音楽配信のビジネスができないかと情報収集を兼ねて音楽配信ジャーナルという別のブログを上げていたんです。基本的にあまりお気に入りを整理するのが好きなタイプでなかったので、当時ブログは意識せず、世の中で流行っていたMovable TypeというCMSを使って、お気に入り代わりに音楽配信ジャーナルを上げていたんですね。 それをやっていくうちに、iTunesが日本に来たと同時にポッドキャストという言葉とニュースがすごい増えてきたんです。音楽配信のジャンルでもポッドキャストが面白そうだったと思って、ドメインをとってそこでお気に入りを兼ねて立ち上げたのがポッドキャストジャーナルなんですね。

お気に入り代わり?

はい。最近AMNというAgile Media Networkさんというところに参画させてもらっていて、いわゆるブロガーさん達の集まりなんですけど、その頃からブロガーなんだなとちょっと意識し始めて、それまではお気に入りの整理に近かったんですよ。

ポッドキャストの魅力

随分幅広くやられていると思うんですが、そうそう、ウチの商品を採り上げてくださってありがとうございます。その中でフィードを投げてくれたらいいなと(笑)。

そうそう、ブログのフィードがあると便利だなと(笑)。

これからやるつもりで、サイトを26日に上げることに必死でして(笑)。

そうですよね。これデザインってどなたが絵を描かれているんですか?

この女の子とかの絵ですか?

そう、他のところでも統一的なイメージが。

これはソフトの中にも登場するディレクターとかアシスタントで、ソフトを作る中でデザイン担当にお願いしています。

結構印象に残りますね。気になっていたんです。

本当は喋らせたかったんですよね。

あれですか、何とかミクみたいな?

いえ、そうではないんですけど(笑)。あ、ウチの製品の話になってしまいますが、本当はもっとゲームっぽいソフトにしたかったんですね。初心者の方にとっつきやすいものにしたかったんですよね。

そうですよね。初心者の方たちにやっていくというアプローチは大事ですよね。 知っている人は、知っている機材などでやっているので、それだったら初心者をどれだけ取り込めるかがポイントですよね。

そうですね。それがまさに狙いです。やっている方でも、収録はこれで、編集はこれ、mp3エンコードはこれって複数ソフトでやられたりするので。

ポッドキャストの情報を集めている当時から言われているのは、そういうパッケージを用意して提供するのがよいという話がありました。何を用意したらいいのかわからないという人が多いので、これを買えばとりあえず始められるよというセットがあれば便利だと思っていたんですね。

あまりウチの製品の話になってもナンですので、話題を変えて。ポッドキャストをラジオのようなイメージをされている方も多いと思うんですが、客観的にみて、ポッドキャストの魅力とは?

たぶん、立場によってその楽しさとか魅力って違うと思うんですけど、ネットラジオとかを作っていくための道具、ツールとして活かせればばいいなと思うし、音楽が好きな人はポッドキャストを使って聞いてくれる人を増やすというか、購読する仕組みを提供するものですから、購読してくれる人に確実に届けられるのも魅力の一つだと思います。 あと法人の人達は、マーケティングとか広告とかに魅力を感じる分野ですし、最近では学校や教育ですね。今は日本の学校でもiPodが使われるようになってきたので。

何に使うんですか?

授業の一環です。日本の六大学でも講義を配信しているんです。最近は高校とか小中学校でも一部は授業の一環で制作しているところもあります。 アップル自体が昔から教育方面を結構やられているんですけど、その流れでポッドキャストも教育にも注力されきていて、ボクもポッドキャストジャーナルでも、個人、法人、教育と分けて情報収集するようにしているんです。

自分の好きなことを喋ってほしい

我々がソフトを企画する中で、みんな喋りたい、自分の好きな分野を解説したいよなと考えたんです。こないだのヒロカズエモーションさんとの対談で、私がポッドキャストをやるなら自分の音楽を配信したと言ったのですが、正確には作っている裏側を見せたいというのがあったんです。完成品を聞かせるのではなく、その過程を知って欲しいみたいな。

いいと思います。自分の好きなことを喋るのが一番いいですよね。 今練習している様子とかセッションしている様子を公開すると、音楽の嗜好って千差万別なので、それを配信するなかで好きな人が集まって市場になると思うんですよね。「モーニング娘。」の売り方に似ていますよね。裏側で頑張っている姿を見せることで応援したくなるという(笑)。

プロモーションビデオなんかでもアーティストが作っている姿とかを効果的に出していたりするんですけど、ポッドキャストはそれに似ていると思うんですね。

今はポッドキャストに限らず、動画でもそうなんですが、素人の作品でも面白い作品がすごく多いと思うんですよ。それはなぜかというと、自分たちが面白いと思うものを作ろうというコンセプトでやっているからだと思うんですね。好きなことをやって提供して、それがたまたま結構な人数のニーズに合えば、面白いと思ってくれていると。楽しいと思うことをやるのがいいですよ。

ポッドキャストは、それぞれのアイディアでいろんなことをやればいいと思うんですけど。

そうなんですよね、自分たちが楽しくないと、たぶん他の人も楽しいと思えるようなものが作れないと思うんですよね。 自分のブログのコンセプトは、とにかく使う人を増やすなんですね。使う人が増えてこそ、市場ができると思うので、ボクとしてはちょっとでも関心のある人にポッドキャストって何だろうと思わせるように心がけています。たまたま検索に引っかかって来てくれた人にもイメージを伝えるためにデザインをプロに頼んだりして。一人でも多くの人が増えてくれたらと、いいなと。それしかないと思っています。

これは皆さんにお願いしているんですが、最後に、このサイトをご覧のこれからポッドキャストを始めようと思われている方にメッセージをお願いします。

始めたいと言う純粋な動機があると思うので、それを素直に叶えてみるのがいいんですが、今の時代気をつけなくてはならないのが著作権で、それだけ気を付けてもらえれば好きなこと喋って輩出してみることがいいですね。情報って発信しないと戻ってこないんですよ。だから何かアクションが欲しいなら最初は見返りがないんですけど、たくさん発信する中で、自分の中で新しい発見があるんですよね。好きなことをとりあえず喋るのがいいと思いますね。

ブログで発してる人は多いと思うんですが。

多いですね。それをブログを書くのが面倒だから声にしている人も多いし、中には声が武器という方もいますし。 自分の好きなものが何かをイメージして、それに合う道具を見つけることですね。

そうですね。なにかお互いポッドキャストを盛り上げられたらいいですね。

だからこそ、知らない人たちをどれだけ巻き込めるかに注力したいと思っています。そんなことを意識しているサイトだなと見ていただければと思います。

Podcast界隈:ポッドキャストに関わる方々へのスペシャルインタビュー

このコーナーについて

ポッドキャストに関わる様々な方にお話をうかがっていきます。ポッドキャスト界隈からの熱いメッセージをお届けします。

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